二級建築士の類似資格・相性の良い資格

二級建築士
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二級建築士を取れたら、一級もチャレンジしたいけど…

一級はハードル高そうだけど、他にも関連資格ありあれば挑戦したいな!

建築関連の資格は様々あって、社会的に非常に重要な役割を担っています。

それでは、一つ一つ見ていきましょう!

 

二級建築士の資格を取得しようと考えているあなたは、もちろん建築関係の仕事をしようと考えているor既にしていると思います。

 

建築士の仕事はなにかというと、建物を建てるために必要となる、建物の設計図書を作成することですよね。

 

しかし、いくら優秀な建築士がいたとしても、設計図書を作成するだけでは建物を建てることはできません。

建築物を建てるため為には、まず土地が必要です。

 

ですから土地を買って整地して、その土地に合わせた設計図書を作成し、その設計図書の通りに施工して、完成となります。

 

かなり端折って書きましたが、この一連の流れには、建築士以外の資格保有者による仕事が加わっており、みんなの力を合わせることで、一つの建物を完成させることができます。

そこで考えられるのは、建築にかかわるすべての資格を持っていれば、「建築業界のオールラウンドプレイヤーになれるのではないか?」ということです。

 

なので、今回は二級建築士合格者におすすめする、相性の良い5つの資格をご紹介します。

① 宅地建物取引士
② 二級建築施工管理技士
③ インテリアコーディネーター
④ インテリアプランナー
⑤一級建築士

① 宅地建物取引士

建築物を設計していく上で、土地や道路に関する法律や条件はとても重要です。

 

なぜなら土地の条件によって建てられる建築物が限られていることや、建築物が建てられない土地もあるので、無視することはできません。

 

そういった、土地や建物に関する法令に詳しいのが宅地建物取引士です。

 

また、建物を建てる際は必ず土地が必要となりますが、宅地建物取引士は不動産売買においてほとんどのケースで登場し、欠かすことができない存在となっています。

 

二級建築士に加え宅地建物取引士も取得できれば、建築会社などで働く際は、土地も建物もどちらも強い・営業も現場もできるとまさに鬼に金棒状態。

 

お客様・現場の職人どちらからも信頼を得られます。

 

建築士としてはぜひとも挑戦したい資格の1つです。

② 二級建築施工管理技士

建築士が設計図書を書くのはなんのためか?

建物を完成させるためですよね。

 

建物を完成させるためには、必ず工事をしなくてはいけませんよね。

建築業界というのはとにかく工事(現場)が大切です。

 

二級建築施工管理技士は、建築工事の際に現場監督として職人を管理し、その現場の責任者になれる資格です。

 

試験内容は学科と実地があり、学科では二級建築士の建築法規と建築施工の現場での工事に特化した類似内容が出題されており、勉強もしやすいためか、二級建築士と共に二級建築施工管理技士も取得している人が多いです。

 

基本的にデスクワークで設計図書の作成しかしないという場合でも、必ず現場を知り、納まり図(詳細の施工図)を理解して書けなければなりません。

 

現場を知ると言う意味でも、挑戦していく資格の1つではないでしょうか?

 

また法的な目線で考えると、二級建築施工管理技士は、建設業法で定められた一般建設業の許可を受けている建設業者の営業所や工事現場にて、請負金額4000万円以下の建設工事であれば、専任技術者及び主任技術者となれます。

 

この技術者は営業所ごとに1人は必要となる事から、工務店や住宅メーカーなどで、現場監督の仕事をしていく上では、取得しておきたい資格と言えます。

 

③ インテリアコーディネーター

今住んでいるアパートの家具はなんだかちぐはぐ。

せっかくの新居はトータルバランスを考えておしゃれにしたい!

でも自分たちには難しいかも…

 

そんなときに頼れるのがインテリアコーディネーターです。

 

建物を設計する上で空間設計だけではなく、家具や照明・設備などが必要となり、最終的にお客様は必ず選ばなければなりません。

 

建築士としては、お客様に対して提案・アドバイスをすることになりますが、そんな時に持っていれば信頼度が高くなる資格です。

 

なんとなく、インテリアコーディネーターに相談すれば、センスの良い素敵な空間になるのかな、と思いますよね。

 

もちろん持っていなくてもアドバイスはできますが、インテリアコーディネーターの知識も持っていると、センスの良い二級建築士という強みができ、建築士としての実力もアップするかもしれませんね。

 

この資格はどちらかというと女性に人気の資格と言えますが、当然、二級建築士であれば、男性でも持っておきたい資格の1つです。

 

インテリアコーディネーターの学科試験は、二級建築士レベルの類似問題がいくつか出題されており、受験する上で有利と言えるでしょう。

 

④インテリアプランナー

インテリアプランナーってインテリアコーディネーターと何が違うの?と思う方も多いと思います。

 

インテリアプランナーは、インテリアのセンスと言うより、インテリアの空間を図面化(パース化)していくプロという、設計に近い資格となります。

 

インテリアコーディネーターの方が一般的に知名度は高く、インテリアプランナーは、知名度は低いです。

 

学科と設計製図の2つの試験があり、両方合格して資格取得となるため、二級建築士と類似しています。

 

学科は年齢制限なく誰でも受験可能で、一級建築士・二級建築士・木造建築士であれば学科免除となり、設計製図のみで取得できます。

 

設計製図の試験内容は、『建築物における空間の使われ方、生活がわかるようなインテリア設計』を基本に、毎年試験前に設計課題が発表されています。

 

二級建築士と同じ公益財団法人 建築技術教育普及センターが管轄の試験のため、試験形態は二級建築士試験と酷似しています。

 

実務の面では平面図や立面図では伝えにくい、立体的なパースを正しく描けるようになる為、
お客様へイメージを伝えやすくなるメリットがあります。

 

建築業界にいると各種図面を正しく読み取るのは当たり前のことですが、普段、図面というものを見慣れていないお客様を相手にする場合、綺麗で正しいパースが描ければ「わかりやすい」と非常に喜ばれますよ。

 

⑤一級建築士

二級建築士であれば、誰でも上位資格である一級建築士は取得したいと思うはずです。

 

級建築士では、設計できる建物の規模に制限がありますが、一級建築士であれば、制限なくどんな建築物の設計も出来るようになり、お客様からの信頼度も格段にアップします。

 

試験内容でみていくと、二級建築士は基本的な知識を求められていたのに対して、一級建築士では応用力を問われる高度な知識を求められます。

 

二級建築士に合格していれば一級建築士の受験資格があり、二級建築士試験で勉強をした内容は基礎として活かせます。

 

簡単な道のりではないですが、ぜひとも一級建築士まで目指しましょう!

 

 

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