効率的な勉強法―設計製図編

二級建築士
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二級建築士試験での独学最大のネックは、製図試験勉強だと思う!

テキストを見て暗記するのとは、訳が違うからね!?

身近に頼れる人が居ない時には、各種サービスを利用するのも一つの方法でしょう!

 

設計製図試験の対策

学科試験を終え、その年のうちに設計製図試験を受験する場合、勉強する期間は2カ月間程度しかありません。

その2か月間で、課題となる図面を4時間から4時間半で作図が出来るようになる事が合格のために必須となります。

 

学科は独学で学び、製図は学校に通う人が多いかと思います。

しかし、製図もやり方次第では、独学で勉強する事も可能です。

 

設計製図試験を独学で合格しようとする場合、学校に通う場合と比べて大きな違いがあり、注意すべき事があります。

 

作図したものを添削してもらう事が出来ない。
最新の情報が入りにくく、多くの課題にトライする事が難しい。

 

① の添削は製図試験勉強において、とても重要な部分になってきます。

 

独学の場合、作図した図面のどこを改善していけば良いかわからない。

そもそも正解か不正解なのかわからず、間違った図面のまま勉強を続けてしまうことになってしまいます。

 

これを解消する為には、他人を頼りましょう。

 

一人で考えていても時間だけが無駄に経過してしまいます。

学生であれば、学校の先生に頼んで添削してもらう。

社会人であれば、職場の先輩建築士に添削してもらうなどして、何が良く、何がいけないのか、客観的目線で評価してもらいましょう。

 

身の回りに、建築について詳しい人がいない、という方もいるかと思いますが、そんな方は資格学校の図面を添削してくれるサービスや模擬試験を受けてみましょう!

 

おススメテキストと使い方

設計製図を独学でやる場合、総合資格学院のテキストを買い、テキストの通りに勉強していけば図面の書き方はわかるはずです。

 

テキストを一通り読んだら、まずは矩計図(かなばかりず)(短×)の模写から始めてみましょう。

 

矩計図から始める理由は、3点。

図面が基本的に変わる事がなく、テキストにあるものを試験で、全く同じものを書けば良いから

勉強中に何回も同じ矩計図を書くので、作図時間短縮のコツがわかってくる事と、作図を綺麗に書くコツが見えてくる。

矩計図を書いていく事で部分詳細が理解出来るようになり、連動する立面図、断面図、伏図が書けるようになるから。

 

はじめのうちは、模写だけでも8時間くらいかかると思います。

試験本番となると、5時間ですべての図面を完成させる必要があります。

4時間半で作図できるのか?と感じますが、とにかく模写をやり続ければ必ずできるようになります。
全ての図面の模写が4時間半でできるようになるまで、何枚でも模写して下さい。

 

模写ができるようになったら、エスキスから完成まで作図していってください。

(*エスキスとは、要望(課題条件)からプランのアイデアを考え、手書きのラフプランを完成する事)

 

図面をエスキスから最後まで書くことができるようになったら、一度書き上げるたびに、なぜ遅くなったか?どうしたらもっと早く、綺麗に描けるかを考えて、改善を繰り返していきましょう!

 

このエスキスを30分以内にやりきり、残り4時間半で作図して計5時間の試験時間内に描きあげるのが、一般的な試験の時間配分です。

 

エスキスは、プランを考える能力がないと、まとめられず時間がかかってしまいます。

 

そうなると作図時間が削られて図面の精度が悪くなるので、時間が許す限り多くの課題に挑戦し、エスキスの作成能力を高めていくことが二級建築士設計製図試験攻略のポイントです!

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