私が二級建築士資格を取得しようと思ったきっかけと合格3大原則

二級建築士
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二級建築士資格を取得きっかけ

私は建築学科のある大学に進学・卒業後、就職してから2年の実務経験を積んで、いきなり独学で一級建築士を目指しました。

 

この時はまだ若かったということもあり、一級建築士試験の難易度や内容をろくに確認もせず、二級建築士試験をすっ飛ばして一級建築士を一発で合格した方がカッコイイ!という、ふざけた考え、勢いだけで一級建築士試験に挑戦しました。

 

・・・が、結果としては目も当てられないくらいのひどい点数しかとれず、撃沈しました。

 

その後は、しばらく資格を取得しようという気力が無くなってしまいました。

仕事の忙しさを理由に建築士の勉強を遠ざけ、高校の友人やら後輩達を連れて夜の街に飲みに行く・・・

 

今が楽しいなら、それが一番と考えるようになって、給料のほとんどを飲み代に使う生活を数年続けておりました。(わかりやすい荒れ方ですね笑)

そんな中、同じ大学の友人が二級建築士に合格した、という噂が人づてに流れてきました。

学生時代は自分のほうが成績が良く、勉強を教えてやっていた友人が、この私よりも先に建築士になった、という衝撃。

 

そして、今の荒れた自分の状況をその友人が見たら、なんと思うのだろうと考えた時に、「このままではダメだ」、「友人に負けたままではいられない!」と熱くなり始めたのが秋頃だったでしょうか。

いてもたってもいられなくなり、ひとまず二級を本気で勉強する宣言をするために、一緒に働く後輩やアシスタント数人を誘って飲みに行きました。

 

当時、一緒に働いていた、めちゃくちゃカワイイ伝説のアシスタント(入社して1ヶ月間で5人の同期から告白されたという伝説の持主。笑)が、このタイムリーな時期に、「一級建築士ってカッコいいですよね!」という一言で自分の心に消えない火が灯りました。(今考えてもかなり不純な動機でした笑)

 

「2年後に一級建築士に俺はなる!!」と伝説のアシスタント含めその場の人間に豪語して、
後に引けない状況を自ら作り出したのが、建築士資格をとるきっかけでした。
(今思えば、バカな事を言ってたなぁと恥ずかしくなりますが…当時は本気で思ってました。笑)

過去の経験から一級建築士試験をいきなり受けるのは、当時の自分の能力では無謀だと考え、段階的に二級建築士試験から挑戦していく事にしました。

 

勉強も始めてない段階から、「今年度は二級建築士試験を受けるが、2年後に一級建築士になる奴が、まさか2級建築士の試験落ちる訳ないでしょ!独学で行けますよ!」と、ここでも周りに豪語していて、一級どころか二級建築士すら落ちることができない状況を自らつくってしまいました。

 

とにかくこの時は、大学時代の友人に先を越されたという悔しさと、未だに二級建築士でない自分の情けなさと、伝説のアシスタントにカッコイイ所を見せたい(不純な動機)という思いが重なり、「二級建築士試験を独学で合格するぞ!」とヤル気のスイッチが完全に入りました。

 

そこからは、友人や職場の先輩方等にに色々と情報をいただき、「とにかく過去問をやれば合格するらしい」という確かな情報を得ることができました。

 

そこからは、自分なりに勉強のスケジュール、過去問題集、テキストの勉強方法、モチベーションの維持までを考えながら勉強していった事で、学科・設計製図ともに一発で二級建築士試験に合格する事ができました。

 

「お前の職場が楽ちんで、仕事が早く終わってたから勉強時間が確保できていたのでは?」と思う人もいるかと思いますが、今思い出してもかなり忙しく、毎日ではないにしろ23時くらいまで仕事をしていましたので、平日の勉強は絶望的、休日をメインとし集中して勉強をしていました。

 

おかげ様で、ひとまず二級建築士に合格することができました。

 

ありがとう、伝説のアシスタント。

フォーエバー、伝説のアシスタント。

 

ちなみに伝説のアシスタントさんからは、「夜遅くまで仕事してたし、みんなと飲みに行ったりしてたのに、いつ勉強してたんですか?!」、「こんな状況で独学一発で二級建築士試験に合格したの凄いですね!素敵です!」とのお褒めの言葉をいただきました。

 

合格3大原則

学科編

①ヤル気を継続する強い意志を持つ

・周りを巻き込んででも、絶対に合格しなければならない状況をつくりだす。

・独学での一番の敵は、途中で諦めてしまう心です。

 

②過去問を理解できるまで繰り返し解く。

・5〜7年分を3回以上繰り返し行う。

・試験では過去問を全て正解出来れば、70点とれる。

 

③建築法規は満点の25点、その他3学科は、15点以上を目指す。

・法規攻略は法令集の線引きを必ず行い、使いやすい自分だけの法令集を作る。

・その他3学科は、完璧を求めず、多少の捨て問題があっても効率優先で勉強を進める。

設計製図編

①ヤル気を継続する強い意志を持つ

・学科同様で、これが基本となる。とにかくできるまでやる!

 

②4時間半以内に、作図を完成できるようにする

・5時間内に書き上げられないと、即失格になる。

 

③試験中に必ず3回は、課題内容を確認して作図図面との整合性を確認する

・エスキス後で作図前、作図中、完成後の3回のタイミングで確認し、漏れを防ぐ。

・作図途中で漏れや間違いを発見したら、減点覚悟で無理矢理だったとしても作図に取り入れ、即失格だけは避ける。

 

 

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